全学年向けの教育プログラム「すらら」が教育界で注目されています。
子供は発達障害があり、小学校1年の時点ではまだひらがなの読み書きもできませんでした。
そのとき利用していたのオンライン教材やタブレット学習もしたものの数日でやらなくなってしまいました。
というのも文字をきれいになぞるというのがメインで筆圧も弱く文字がなぞれないため少しでも外れていると最初からになってしまい、イライラしていたのです。
しかし、小学生になり。
学校の支援級で個別指導で学ぶことで、ひらがなや漢字をマスターしました。
自宅で自分のペースで学べる教材があればと思い、「すららネット」を試してみました。
目次
「すららネット」の体験レビュー
自宅学習が苦手な息子も、宿題だけはなんとかできていました。
自宅でも学ぶ気にさせる方法を探していたところ、「すららネット」を見つけ、無料体験ができることが決め手となりました。
支援学級の息子にすららを導入
発達障害を持つ息子にも「すらら」が無料体験できると聞いてまずは無料体験からはじめてみました。
公式サイトから簡単に無料体験ができます。
塾に行かずに自分のペースで学べる点が魅力です。
特に、何度でも無料で体験できる点が優れています。
小学1年生から高校3年生までのカリキュラムが用意されています。
対話型授業の試み
「すらら」で特に好評なのが対話型授業です。
小学1年の国語を体験しましたが、キャラクターが子どもにとって魅力的で、理解しやすい速度で進行します。
ただし、低性能の端末では反応が遅くなることがあるため、高性能のパソコンでの利用が推奨されます。
学習の進捗が具体的に示されるため、ゲーム感覚で楽しみながら学べる点が魅力です。
キャラクターが剣を振るアニメーションは子どもに大人気で、学習意欲を高めています。
楽しみながら自然に学べる環境が発達障害のある子どもにも適しています。
数学と国語の体験
その後、別の日には数学と国語の授業も体験しました。
特に国語では、難しい音の表現が苦手でしたが、「すらら」ではうまく説明してくれます。
キャラクターと一緒に手を叩きながら学ぶことで、楽しく学べる要素が盛り込まれています。
「ねこ」の間に「っ」を挿入すると、口が詰まったような発音になります。
この発音変化を、画面上の海賊キャラクターと一緒に拍手しながら声に出して練習することで、学習が楽しく進みます
支援クラスで先生と近くで勉強している発達障害のある息子にとって、この方法は違和感なく取り組めたようです。
識字障害や文字を読むことに慣れていないと国語の音読が苦手で、テストでは教師が問題を読んでくれないと答えられません。
しかし、すららのように「間違いを選ぶ」形式の問題は理解しやすく、音声での解説があるため、文字が苦手でも取り組みやすいです。
息子は学校の国語と数学は得意ですが、図工や音楽などの授業は苦手だと言っています。
自分のペースで進める学習方法が合っているようです。
発達障害の特性上、ある日はうまくいかなくても、別の日には楽しみながらできることもあります。
すららネットでは何度でも無料で体験できるので、じっくりと自分に合うかどうかを判断できる点が非常に良いです。
「すらら」の利点と欠点、実際のユーザーレビュー
すららネットは年齢制限がないため、ユーザーによって評価が分かれやすい特性があります。
すららのメリット
以下ではオンライン教材「すららネット」の主な利点を解説します。
- 学年にかかわらず自分のペースで学べる
- カスタムテストで苦手な部分を克服
- 個別の学力に合わせた問題出題
- 個別塾のような対話学習式
- わかりやすい料金体系
- 専任コーチのサポートがある
- 不登校の生徒が出席認定が可能
- 全国の塾や学校での採用
これらのポイントについて詳しく見ていきましょう。
学年に関わらず自分のペースで学べる
すららでは「国語」「算数・数学」「英語」の3教科を提供しており、小学1年生から高校3年生までの全てのレベルで学べます。
たとえば、ひらがなやカタカナが苦手な場合でも、それらの基礎から学び直すことができます。
授業内容についていけなかった場合も、自分のペースでじっくりと理解を深めることが可能です。
カスタムテストで苦手な部分を克服
通常の学校のテストでは成績表が渡されるだけで、具体的な改善点は示されません。
しかし、すららでは独自の診断テストを通じて、どの分野が苦手かを明確にし、その克服方法を学ぶことができます。
個別の学力に合わせた問題提供
すららは「難易度コントロールシステム」と呼ばれるAIを活用して、それぞれの学力に応じた問題を提供します。
適切な難易度の問題が出されることで、学習者は自信を持って取り組むことが可能です。
個別塾のような対話式
多くの通信教育が一方通行の学習スタイルです
すららはオリジナルキャラクターが問題を解説したり、対話形式で学習することができるため、個別指導塾で学ぶような感覚を得られます。
分かりやすい料金体系
すららは小学生から高校生まで対象が広いですが、各学年に合わせた複数のコースが用意されています。
入会金
小中・中高5教科コース:7,000円(税込 7,700円)
小中・中高3教科、小学4教科コース:10,000円(税込 11,000円)
新規入会時のみ必要です。
利用料金
3教科(国・数・英)コース
毎月支払いコース
小中コース
月額 8,000円(税込 8,800円)
小学1年生~中学3年生までの3教科(国・数・英)の範囲が学び放題
※英語は中学範囲からのご用意となりますとなりますため、ご注意ください。
中高コース
月額 8,000円(税込 8,800円)
中学1年生~高校3年生までの3教科(国・数・英)の範囲が学び放題
4ヶ月継続コース
【4ヶ月】 小中コース
月額 7,480円(税込 8,228円)
小学1年生~中学3年生までの3教科(国・数・英)の範囲が学び放題になる4ヶ月継続コースです。
※英語は中学範囲からのご用意となりますとなりますため、ご注意ください。
【4ヶ月】 中高コース
月額 7,480円(税込 8,228円)
中学1年生~高校3年生までの3教科(国・数・英)の範囲が学び放題になる4ヶ月継続コースです。
4教科(国・数・理・社)コース
毎月支払いコース
小学コース
月額 8,000円(税込 8,800円)
小学1年生~小学6年生までの4教科(国・数・理・社)の範囲が学び放題になるコースです。
※理科・社会は小学3年生~小学6年生範囲となります。
4ヶ月継続コース
【4ヶ月】小学コース
月額 7,480円(税込 8,228円)
小学1年生~小学6年生までの4教科(国・数・理・社)の範囲が学び放題になる4ヶ月継続コースです。
※理科・社会は小学3年生~小学6年生範囲となります。
5教科(国・数・理・社・英)コース
毎月支払いコース
小中コース
月額 9,980円(税込 10,978円)
小学1年生~中学3年生までの5教科(国・数・理・社・英)の範囲が学び放題。
※英語は中学範囲からのご用意、理科・社会は小学3年生〜高校3年生範囲となります。
中高コース
月額 9,980円(税込 10,978円)
中学1年生~高校3年生までの5教科(国・数・理・社・英)の範囲が学び放題
※理科・社会は小学3年生〜高校3年生範囲となります。
4ヶ月継続コース
【4ヶ月】 小中コース
月額 9,480円(税込 10,428円)
小学1年生~中学3年生までの5教科(国・数・理・社・英)の範囲が学び放題になる4ヶ月継続コースです。
※英語は中学範囲からのご用意、理科・社会は小学3年生〜高校3年生範囲となります。
【4ヶ月】 中高コース
月額 9,480円(税込 10,428円)
中学1年生~高校3年生までの5教科(国・数・理・社・英)の範囲が学び放題になる4ヶ月継続コースです。
※理科・社会は小学3年生〜高校3年生範囲となります。
2024年5月現在
すべてのコースで月額料金が一定で、追加費用が発生しないため、家計に優しい設計です。
専任コーチのサポートがある
すららを利用すると、現役塾講師である「すららコーチ」がついてきます。
すららコーチは以下のようなサポートを提供します。
- 学習カリキュラムの作成
- 保護者との学習相談
- 子供の質問への対応
- 学習ペースや方法に関する相談
このように、保護者は子供の日常や成績について報告することで、コーチから具体的なアドバイスを受け取ることができます。
不登校でも学校の出席認定が可能
すららを通じたオンライン学習を続けることで、長期にわたって学校に通えない生徒も、学校の出席として認められることがあります。
出席扱いに必要な条件をすららは満たしていますが、これを実施するには学校とすららコーチとの連携が必要で、学校の承認が必須です。
全国の教育機関での採用実績
すららネットは、全国に1075の学習塾と1302の学校で採用されています。
これは多くの教育専門家に支持されている証拠であり、教育界全体から高い信頼を得ています。
すららネットのデメリット
オンライン教材「すららネット」の利用上のデメリットについて解説します。
- 学習内容が薄め
- キャラクターデザインの好みの違い
- パソコンやタブレットが必要
- インターネット接続が必要
以下でそれぞれの点を詳しく見ていきます。
学習内容が薄め
すららは学力に応じて教材の難易度を調整するため、高い学力を求める子供には物足りないかもしれません。
対象偏差値は30から60とされており、一般的な公立学校のカリキュラムには適していますが、難関校の受験生には内容が簡単すぎることがあります。
キャラクターデザインの好みの違い
すららの教材は、親しみやすく設計されたキャラクターが解説を担当します。
しかし、これが子供の好みに合わない場合、興味を持ちにくくなることがあります。
キャラクターの声はゆっくりで聞き取りやすいですが、普段からYouTubeで早口のコンテンツを見ている子供には違和感を感じさせることもあります。
他の通信教育より高い
すららネットは、提供される充実した機能とサポートのため、他の通信教育の教材と比べて価格が高い傾向にあります。
特にタブレット型の教材と比較すると、コスト面での差が明確です。
すららネットとタブレット型通信教材を比較してみました。
タブレット教材の料金比較 | |||
---|---|---|---|
すらら | 進研ゼミ | スマイルゼミ | |
入会金 | 7700~1100円 | 無料 | 無料 |
月額料金 | 8228円~10978円 | 2980円~14290円 | 3278円~16280円 |
休止 | 無料 | 不可 | 不可 |
退会 | 無料 | 無料 | 無料 |
対応学年 | 小学生~高校生 | 小学生~高校生 | 小学生~中学生 |
対応科目 | 5科目 | 5科目+実技 | 5科目+実技 |
有料教材 | なし | あり | あり |
2024年5月現在
月額料金でいうとすららが一番高く、入会金が必要ということで高く感じてしまうのでしょう。
パソコンやタブレットが必要
すららは専用のタブレットがありません。
特定のデバイスを必要としないため、既存のタブレットやパソコンで学習が可能です。
ただし、子供専用のタブレットがない場合は、購入が必要になるかもしれません。
対応デバイスの詳細は以下のとおりです
パソコンの場合、Windows 10またはWindows 8.1の64ビット版に対応(Windows 10 Sは未検証)
MacはmacOS MojaveまたはmacOS Catalinaに対応(小学校低学年版は非対応)
タブレットはiPadを推奨し、スマートフォンや低価格Androidタブレットは推奨外
ChromebookはChrome OS 80以上が必要
このため、比較的高性能な機器が推奨されています。1〜2万円程度のビジネスパソコンは適していないため、性能の高いタブレットやPCが求められます。
インターネット接続の必要性
すららはオンラインで利用する教材であり、使用するためには常にインターネット接続が必要です。
教材のダウンロードやアプリを使った学習はなく、インターネットがないと学習が行えません。
そのため、Wi-Fi環境がない場所では使用が難しいです。
例えば、病院での待ち時間や入院中などでは使えません。
高速なインターネット回線(例えば光回線)が推奨され、プラグインタイプの簡単Wi-Fiも利用できます。
すららネットの実際のユーザー評価
すららネットの利用者や検討者の生の声をInstagramで集めてみました。
不登校の子を持つ親からは、学校の出席認定が可能である点が特に重視されています。
無料体験に関する感想
企業の経済動向に伴い、経営者からもすららの推薦が見られました。
すららネットの実際の体験談メリット・デメリットのまとめ
すららネットに適している人
- 勉強が苦手
- 一人で宿題をこなせない
- 学習習慣が身についていない
- 学校の授業についていけない
- 個別指導塾の料金が高くて通えない家庭
- 不登校中で家で勉強したい
- 発達障害や学習障害がある
勉強が苦手で学校のペースについていけない子供や、個別に科目を深く学びたい子供にはぴったりです。
すららネットに適していない人
- 勉強が得意でさらなる学びを求めている
- 難関校や私立高校を目指している
- 学校の授業が簡単で退屈している
- 自宅でインターネット環境が整っていない家庭
- すでに個別塾に通っている
勉強が得意で学びの幅を広げたい子供や、自宅に適切なインターネットがない場合には不向きです。
個別指導の塾での学習の方が効果的です。
発達障害のある我が子にはすららネットが合っており、学校での多くの行事が原因でしばしば欠席してしまいますが、オンラインでの学習が認められれば大きな助けとなります。
すららで学校の出席認定を得られれば、受講する価値があると思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。