子供が好きな「マインクラフト」略してマイクラ。
ゲームとしても人気ですが、教育的視点でも今見直されています。
「マインクラフト」(マイクラ)を発達障害のある息子がすごくハマっています。
今回は
マインクラフトはどんなゲーム?
なぜマインクラフトが発達障害のある子によいのか?
などについて書いていきます。
目次
「マイクラ」は自由なゲーム
マインクラフト略してマイクラは世界の中で自由に遊びまわることができます。
森や海、砂漠といったところがあります。
そこで、どんなことができるのでしょう?
- 走り回ることができる
- 建築やレッドストーン回路を使ってオリジナルなものをつくる
- 敵と戦う
- ひたすら掘りまくる
- 冒険
あげればきりがないですが、マインクラフトではたくさんのことができます。
これ「ただのゲームでしょ?」
いやいや。それが発達障害の子にとって何がよいかというと。
「自由に何をしてもいいという空間」があるというだけでも大きな良さなのです。
世の中には見えないルールがたくさんあります。
保育園でも学校でも社会でも
「やってはダメ」といわれるけども「なんでだめなのか理屈の教えず、頭ごなしにだめっていってしまう」
親がダメな理由を説明できないのも理由のひとつです。
でもマインクラフトの中ではその制約がないので、子供の中に有り余っているパワーを爆発させることができます。
家の中で騒いだり、あばれまわるだけで怒られてしまいます。
マイクラの中ならどんなに走り回ってもよいです。
そこでパワーとストレスを発散すると現実世界で少し落ち着いて多動が減ることも期待できます(あくまでうちの子が減った)
マインクラフトでまねをすることを覚える
発達障害のある子は人と同じことをすることが苦手。
保育園のダンス、集団行動いろんな場面でひとの指示通りに動かないといけません。
運動会では制御できずに走り回る、棒立ちで何もしないので、先生から「真似をする練習をしてください」なんて言われました。
「オリジナリティ」が好きで人の話を聞かない。自分のやりたいことだけやる。
手が付けられない。そんなときであったマイクラ。
何度も動画を見てレッドストーン回路を練習したり、マイクラ内のキャラクターの像を作ったりとしているうちに人のまねをすることを覚えていきました。
好きなことならまねをできる。
じゃあ。どうやって興味を持たせるか?
まねをすることはたのしい。という経験を持たせることが大事なんです。
敵と戦って失敗を経験する
マインクラフト内には
ゾンビをはじめとする敵がたくさんいます。
はじめたころは敵にやられるのが嫌でないていた息子でしたが、今では一番強い頼れる戦士になりました。
特に失敗を恐れる。
そして怒られることで自信をなくしてしまうことがある。
だけどマインクラフトのなかならいくら失敗してもいい。
簡単にやり直せる世界だからこそできることがあります。
敵と戦うのは勇気がいります。
敵によって強さも弱点も違います。
突然ゾンビが目の前に。。やっつけろ。
やられることが嫌。
から勝ちたいへと変わっていく。
どうすれば勝てるのかと自分なりに考えていくこともできます。
完璧にやらないといけない。
から失敗してもいいんだ。
やりなおせばいいんだ。
という意識にいき、実生活でも自分から積極的にお手伝いをするようになりました。
ひたすら掘りまくることもできる
マインクラフトの中にはたくさんの鉱石が埋まっています。
それを集めて防具や防具を作ることができるため、採掘をする必要があります。
忍耐力が少ない発達障害を持っている子には「ダイヤモンド」をとるという目標があれば頑張ることができます。
でも単調作業なので途中で飽きることもあるんですけどね。
何も考えずひたすら掘りまくることだって可能。
それでどれだけ集まったか対決なんてこともしています。
で僕が一番だ。なんて優越感にひたることも。。
世界を冒険して珍しい動物をみつけよう
マインクラフトにはたくさんの世界があります。
パンダやきつねは特定のバイオームにしかいません。
その珍しい動物を見つけることは外になかなか出られない子には新しい発見とまた見つけた喜びを与えてくれます。
まとめ
マインクラフトで発達障害の子の生活訓練に使うということをテーマに考えてみました。
実際ADHD(多動)とアスペルガー傾向がある息子には大きな変化を与えてくれました。
新しいことに挑戦することもそうですが、外の世界や人に対して興味が持てるようになったのも大きいです。
これからもマインクラフトを使って楽しく生活に役立てていきたいと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント